重症心身障害児施設は、複数の障害を抱えている子どもの療育を行う障害者施設です。重症な身体障害を持つ子どもたちが、自分らしく過ごせるよう生活面をサポートしています。具体的にどんな仕事をする施設なのかというと、高度な医療を必要すると重症身体障害児に対して在宅支援を行います。さらに安全に生活ができるように周囲の環境を整えます。日常的な訓練を子どもたちに行い知能向上を目指します。そうすることで重症身体障害児が生活していきやすいように支援をするのが、重症心身障害児施設の役割です。それだけでなく、学習や就労支援などを行うことも主な役割の1つです。一般的に重症心身障害児施設は支援や指導が中心です。生活の細かい指導やサポートを行い障害児たちの自立を目指します。入所と通所に対応し、子どもの状態や家族の希望に応じたサポートを提供しています。
重症心身障害児施設ならではのやりがいが存在します。基本的に障害児たちの指導を行うので、それを通して障害児たちが成長するところを見ることができるのがやりがいでしょう。間近に成長を見守ることは自分自身の成長にも繋がります。普段接することの少ない障害児たちと向き合って指導を行うので、子どもの年齢に応じた対応はもちろん、障害者に対するコミュニケーションスキルの向上も目指せます。障害児を通じて精神的にも技術的にも成長できるため、この環境で経験を積むことでより高度な看護スキルを身につけられるでしょう。